私は双極性障害を患っている。双極性障害というのはちょっと前には躁鬱病と言われていた。最近では双極症ともいわれる。今回はそんな私が双極性障害について書いていこうと思う。
(注)専門家の意見ではありません
双極性障害ってどんなもの?
双極性障害というのは、3~4ヶ月で気分が変化する病気だ。主な症状としては気分が2極化する(躁状態とうつ状態)状態がある。
「躁状態」と「うつ状態」
「躁状態」とは気分が上がりテンションが高い状態のことをいいます。アイデアは次々に湧いてきますが考えがまとまらない状態です。
注意力が散漫で誇大妄想があります。また寝なくても平気になり睡眠不足に陥ります。
そのほか怒りっぽくなり、消費行動も激しくなりがちです。その結果財産を無くしたりします。
「うつ状態」とは悲しい気分が続きとても辛いです。イライラしたりマイナス思考であり物事を否定的に捉えます。その他疲労感が大きく、また身体のあちこちが痛んだりします。寝たくても眠れず、睡眠不足になります。
双極性障害の対処法
目標としては「躁状態」でもなく「うつ状態」でもない状態を目指します。これは精神科医から見た状態で患者本人はやや「うつ状態」と感じることが多いようです。
薬物療法
うつ病では「抗うつ剤」を用いますが双極性障害では「気分安定剤」を用いることが多いようです。また睡眠不足になる事が多いので睡眠を促す薬を服用することも多いです。注意点としては状態が安定しても処方薬を勝手にやめないことです。
心理療法
病気を受け入れてコントロールすることです。精神科医・心療内科医や臨床心理士の指導の下行います。気分の変化を書き出して対処法を考えます。
認知の歪みを正す。双極性障害ではものごとの捉え方が否定的になりがちです。肯定的な捉え方ができるように訓練します。
そのほか人間関係のストレスに強くなる訓練も行います。
生活リズムを整える
生活リズムの乱れから病気が悪化する事も多いようです。毎日決まった時間に寝て起きる。また食事を取るなど生活リズムを整えてストレスが溜まらないよう心がけます。そのために必要なツールが生活リズム表、生活記録表なのです。
まずは毎日の出来事や気分の変化をしっかりと記録して、生活リズムを整えます。薬物療法と生活リズム表は車の両輪なのです。